ケニア事業:栄養改善事業で国立農業試験場(KALRO)を訪問し研修を行いました

HANDSケニア事務所でインターンをしている東野春菜です。

先日、栄養改善事業の一環として行われた、大豆の付加価値向上に関する農業栄養研修の様子をご報告します。

栄養改善事業では、国立農業試験場(Kenya Agricultural and Livestock Research Organization: KALRO)と協力し、大豆のプロモーションを行っています。2025年8月には国立農業試験場の研究者がケリチョを訪れ、地域保健推進員(CHP)や調理師に対して、大豆の焙煎による熱処理の方法を中心に、レシピを教えてくれました。

そのレシピは、新しい給食メニューとして10月に導入され、現在、幼稚園での給食で提供されるお粥に大豆が加えられ始めています。また、給食で使用されている大豆は、小学校の農業クラブの児童とCHP達が、幼稚園のモデル菜園にて、地域に先駆け育成を開始したものです。

今回の国立農業試験場(KALRO)での研修は、学校管理者、調理師、農業科教員、CHPなどの参加者が、大豆の農業特性や付加価値向上について学ぶ場として設けられました。

当日は早朝にケリチョを出発し、約2時間かけてNjoroにある国立農業試験場(KALRO)に到着しました。


(写真1: 大豆についての講義を真剣に聞く参加者たち)

KALROの専門家の方々から、大豆の家庭菜園の方法や付加価値についての講義を受けた後、大豆パンケーキやおからボールなどの調理方法のデモンストレーションも行われました。

(写真2:おからボールのデモンストレーションの様子)

デモンストレーションでは、参加者の皆さんが初めて目にするおからに興味津々でボウルや鍋を覗き込んでいる様子がとても印象的でした。参加者の皆さんは、地域で活動を行うために多様な知識や技術を、意欲的に学ばれていると感じました。

また、「KALROに来るのは初めて!」と嬉しそうに話す方もいました。KALROのような国の研究機関は、個人ではなかなか訪れる機会がありません。地域の方にそのような機関との繋がりを提供できることも、プロジェクトのよさの一つだと学びました。

この研修をもとに、今後は地域で大豆の普及を促していきます。さっそく1月にはプレイサークル(2,3歳児の親子教室)での大豆パンケーキのプロモーションが予定されています。

持続的な食生活の改善に繋がるよう、子ども達や保護者の方々に「大豆は家庭で育てられる」「大豆の栄養は子ども達の健やかな成長にもつながる」という知識を、届けていきたいです。