母子手帳国際会議とは

妊娠・出産・子どもの健康の記録が一冊にまとめられていること、保護者が手元に保管できる形態であることを兼ね備えた母子手帳は、日本が開発したシステムです。日本で母子手帳が始まったのは、戦後の復興のさなかの1948年でした。ちょうど母子手帳開始50年目にあたる1998年に「第一回母子手帳国際シンポジュウム」が東京で開催され、その後、インドネシア、タイ、ベトナム、バングラデシュ、ケニア、カメルーンで開催されてきました。2018年12月には「持続可能な開発目標(SDGs)をめざす人生最初の1000日の奇跡:家庭にある道具としての母子手帳」のテーマのもと、第11回母子手帳国際会議がタイ・バンコクで開催されました。国際母子手帳委員会では世界各国で母子の健康を守るツール「母子手帳」に携わる/関心をもつ方々が集う国際会議を2年ごとに世界各国で開催しています。

国際母子手帳委員会ホームページ
https://www.mchhandbook.com

母子手帳国際会議の歩み

*第12回国際会議は、2020年にオランダ(アムステルダム)での開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響により2021年に延期し、4回に分けてウェビナーで開催した。(主催者:オランダ保健省、国際母子手帳委員会)

 ・第1回ウェビナー(2021年2月18日) 
 ・第2回ウェビナー(2021年5月27日) 
 ・第3回ウェビナー(2021年9月23日) 
 ・第4回ウェビナー(2021年11月4日) 

* 第13回国際会議は、以下の通り開催しました。

日程:8月24日-25日
名称:第13回母子手帳国際会議
場所:カナダ・トロント
主催:国際母子手帳委員会、トロント大学
協賛:HANDSなど

*第14回国際会議について

日程:2024年5月7日~9日
名称:第14回母子手帳国際会議
場所:フィリピン・マニラ
詳しくはこちらをご覧くださいhttps://www.hands.or.jp/mch20240229/

国際母子手帳委員会のメンバー



国際母子手帳委員会のメンバー
(2016年:東京での母子手帳国際会議に集結した)

国際母子手帳委員会の中村安秀代表は、HANDSでは顧問/シニアテクニカルアドバイザーを務めています。また、板東あけみ理事・事務局長は、HANDSではテクニカルアドバイザーを務めています。
HANDSは国際母子手帳委員会と協力して、世界各国で母子手帳が有効活用されるように活動を行っています。