リトルベビーハンドブック

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小さく生まれたお子さんの育児支援

~母子手帳と一緒に使うリトルベビーハンドブック~

[はじめに]
日本の赤ちゃんの出生時の平均体重は約3㎏、平均身長は約50cmです。しかし2019年の統計では全体の9.4%の赤ちゃんが2.5㎏未満、1.0㎏未満の赤ちゃんも0.3%(全国で2600人以上)いました。


※(左)24週4日、370グラム、26cmで生まれた赤ちゃんの手のひら抱っこ。(右)一歳のころ。すくすく成長中。

なぜリトルベビーハンドブックが必要なのか

既存の母子手帳が使いにくい

一般に配布される母子健康手帳の発育曲線グラフの体重は1㎏から、身長は40cmからです。体重や身長を書こうと思ったら目盛りがありません。保護者は 出生時の体重が書けず悲しくなります。リトルベビーハンドブックでは例えば体重の目盛りのスタートは0からです。子供の成長に合わせた記載が可能です。


※(左)体重の目盛りが0から始まるリトルベビーハンドブック。(右)一般的な母子手帳の体重記入ページ1㎏から始まっている。

ご家族の強い精神的落ち込み

保護者の記録(例 寝返りをしますか? など)の欄への記載に「いいえ」が続いてしまいます。修正月齢で記入しようとしても「いいえ」になることが多く 母子健康手帳に対する興味を失ったり、記入が苦痛になります。 また、一般の子育ての取り組みに参加してもつらい気持ちになり、「何か月ですか?」と聞かれるのがこわくなってしまったり、他の子どもと比べてしまい 自分の子どもの成長を客観的に見ることを見失ってしまうことがあります。

リトルベビーハンドブック作成の目的

リトルべビーハンドブックの中に先輩ご家族からのたくさんのコメントやサークルの連絡先が入っています。これにより「自分だけではない」と思えたり、似た境遇の他の家族へつながることができます。
母子健康手帳には書く場所がない新生児期や乳幼児期の医療情報を書き込み、家族が我が子が懸命に生きようとしていることを理解することを促す。

※右、2018年にできたしずおかリトルベビーハンドブック

NICU(新生児集中治療室)などに入院中の情報をNICUなどの職員等が書き込んだり、退院後は地域の助産師が産後ケア、保健師が家庭訪問や乳児検診等に活用し、またかかりつけ以外の医師にかかった時に 経過を確認できるように、広く医療機関や地域保健機関がリトルベビーハンドブックに書かれている情報を共有すること。
できるだけ早期からの寄り添いネットワークの構築をつくること

※ひろしまリトルベビーハンドブックの1ページ目。リトルベビーハンドブックの使い方や先輩ママからのメッセージが記載されている。

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