LBハンドブックについて

母子手帳と一緒に使うリトルベビーハンドブック

リトルベビーハンドブックは、リトルベビーとそのご家族のための手帳です。
母子健康手帳(以下、母子手帳)と一緒に使うサブブックで、ゆっくりとした成長や発達であってもその子なりの成長を喜べるように作成されました。リトルベビーのご家族と専門家が協力し、母親の目線に立って作成されています。
現在は全国47都道府県すべてで受け取ることができます。リトルベビーハンドブックと呼ばれていますが、各自治体によって地域の特性に合わせて様々な名称で呼ばれています。

リトルベビーハンドブックの対象者は各都道府県によって異なりますが、出生体重が1,500g未満の場合と、低出生体重児で希望される方に配布されています。

リトルベビーハンドブックができた経緯

子どもの成長を母子手帳に「記録できない」悲しみ
2025年3月末までに発行された一般的な母子手帳は、発育曲線のグラフの目盛りが体重「1㎏」から、身長「40㎝」からとなっていました。出生時の体重や身長を書こうと思っても目盛りがなく、保護者は出生時の大切な記録を目盛りの中に書き込むこともできず傷つき、疎外感を感じてきました。

ご家族の精神的な落ち込み
一般的な母子手帳にある「寝返りをしますか?」といった成長確認欄。リトルベビーの場合、たとえ修正月齢(本来の出産予定日からの月齢)で数えても「いいえ」へのチェックが続いてしまうことが多々あります。「いいえ」が並ぶ母子手帳を見るのが辛くなり、記入が苦痛になります。また、一般的な子育てイベント等へ参加しても「何か月ですか?」と聞かれるのが怖くなってしまったり、他の子と比べてしまい我が子の成長を客観的に見られなくなってしまいます。

こうしたリトルベビーのご家族の声と専門家の協力により、都道府県単位ではじめてリトルベビーハンドブックが誕生しました。

※2018年にできたしずおかリトルベビーハンドブック

静岡県の事例がモデルケースとなり、当事者ご家族の要望や関係者の働きかけにより全国へ徐々に波及し、2025年2月に秋田県で交付が始まったことにより、全国すべての都道府県でリトルベビーハンドブックが受け取れる体制が整いました。各自治体ごとに独自のネーミングや内容の工夫がされています。

※47都道府県すべてで配布されるようになったリトルベビーハンドブック

リトルベビーハンドブックの普及や、関係者の長年の働きかけもあり、2025年4月以降に配布される母子健康手帳の発育曲線が改訂され、 体重は「1 ㎏」から「0㎏」に、身長は「40cm」から「20㎝」にそれぞれ変更され、記載できるようになりました。
詳しくはこちらから↓(クリックしてご覧ください)
令和6年12月27日付 官報(号外第303号)

リトルベビーハンドブックの役割

「ひとりじゃない」と思える安心を
リトルべビーハンドブックには、同じ経験をした先輩ご家族からの温かいコメントや保護者サークルの連絡先が掲載されています。
不安な時、孤独を感じた時、「自分だけではない」と思えたり、いつでも同じような境遇の家族とつながることができます。

※ひろしまリトルベビーハンドブックの1ページ目。リトルベビーハンドブックの使い方や先輩ママからのメッセージが記載されている。

小さな成長を大きな喜びに
一般的な母子手帳には書く場所がない新生児期、乳幼児期の医療情報、日々の細かな成長を記録することができます。赤ちゃんが懸命に生きようとする姿を書き留めることで、家族が我が子の成長を実感し、育児への自信へとつなげます。記録欄の下には、同じ経験をしてきた先輩ママ・パパからのアドバイスやエールが添えられています。

多職種と家族の架け橋となる情報共有ツール
NICU(新生児集中治療室)などに入院中の医療情報、退院後の地域の保健師助産師による産後ケアや家庭訪問、乳幼児健診等の経過記録を記載できるため、情報を共有するための架け橋になります。医療機関、かかりつけ医、行政、そして家族が早期から情報を共有し、ネットワークを構築することが可能です。

全国のリトルベビーハンドブック

リトルベビーハンドブックは、当事者ご家族の強い願いと多くの関係者の尽力により、各自治体での作成が徐々に拡大し、2025年に全国47都道府県で作成・交付されるようになりました。各自治体では、地域の特性に合わせて様々な名称で呼ばれています。

リトルベビーハンドブックの運用状況と変遷(2025年3月現在)

現在47道府県で運用されています。

ピンク 2021年度末までに作成をしていた所(10都県)
赤   2022年度以降に作成をしている所(29道府県) 
黄色  2023年度以降に作成しているところ(8県)

2025年2月27日
秋田県での交付が始まり、全国47都道府県のどこで生まれても受け取れるようになりました。

各自治体のリトルベビーハンドブックの情報は以下からご覧になれます。
(クリックするとリンク先に移動できます。)各自治体のLBハンドブック