JICA国別研修−パレスチナ母子健康手帳マネジメント−
2007年2月〜3月(JICA)

HANDSは2005年度に続き、国際協力機構(JICA)のパレスチナ母子保健プロジェクトの一環である本邦研修を受託し、2007年2月20日から3月5日までの2週間、パレスチナからの研修員を対象に、東京と埼玉において母子健康手帳のマネジメントについての研修を実施しました。

研修員は、医師、看護師、助産師が中心で、パレスチナ自治政府の保健庁や県保健局局長など行政官、保健センターの監督官など現場業務に従事している方、UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)スタッフからなる11名でした。彼らはヨルダン川西岸に暮らしており、陸路と空路を継いで数日かけての来日でした。

  本研修の特徴
2回目となる今回の研修の目的は、ヨルダン川西岸のパイロット地区でテスト配布しているパレスチナ版母子健康手帳を、今後ガザ地区も含むパレスチナ自治区全体へ普及させるためのガイドラインとアクションプランを作成することでした。

2005年度に続いて、埼玉県、朝霞市、戸田市のご協力により、講義や、保健センターでの母親学級・検診、開業産婦人科・小児医療センターの視察から、埼玉県の保健医療の状況と母子健康手帳の実際の運用を学び、国立保健医療科学院、(財)母子衛生研究会、厚生労働省での講義とディスカッションからは、今後の母子健康手帳の普及活動の参考となる日本の多くの経験について理解を深めることができました。

研修後半には、IEC/BCCに関する講義と実習も行い、最終日にはパレスチナ各地の関係者とのTV会議において、作成したガイドラインとアクションプランのドラフトを発表しました。

研修期間は2週間と短く、日本までの長旅、混み合う電車やバスでの移動、慣れない食事など、多くの難しさや疲れもあるなか、研修員の皆さんは積極的に研修に取り組まれ、無事研修目的を達成することができました。

  研修の成果
帰国した研修員は、それぞれの持ち場で母子健康手帳の普及と活用に積極的に取り組まれているとのことです。今回の日本での研修が、パレスチナで非常に厳しい環境にある多くのお母さんと子どもたちの健康改善に少しでも役立てられることを願っています。

<研修の様子>

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