スーダンでは1983年以降長い間内戦が続いていましたが、2005年1月に南北包括和平合意(CPA)が成立し、復興に向けた取り組みが開始されています。2011年7月には、南スーダンが分離独立を果たしました。
しかし、保健医療分野においては多くの課題が残されており、とくに乳幼児死亡率の削減や妊産婦の健康改善は急務となっています。
町の病院から遠く離れた村に住む妊婦は、自宅で出産することが多く、そのお産を仕切っているのが、村落助産師(Village Midwife)です。彼女たちの多くは十分な高等教育を受けておらず、また助産師になってからも技術や能力を高める機会が十分に提供されていませんでした。
HANDSは2008年から3年間にわたり、セナール州で、村落助産師に対する現任研修(In-service training)(注1)と物的・心理的支援を行ってきました。その結果、村での出産が安全に行われるようになったといった成果がみられました。
そして、「セナール州での成果を全国に広げたい」という関係者の熱意が実り、新たなプロジェクトが始まりました。現在、セナール州で妊産婦や新生児の健康を改善するための包括的なモデルを確立する、スーダンの8州において研修を行い村落助産師の能力の向上をはかる、保健省における母子の健康をまもる仕組みづくりを強化する、という3つの目標に向かって、スーダン政府関係者と日本人チームが一体となって取り組んでいます。
(注1)現任研修(In-service training)
:実際にその職に就いている人たちに対する研修
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出産キットを手にする村落助産師
(セナール州 ワダニール) |
プロジェクト事務所と日本人スタッフ
(セナール州シンジャ) |
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