ホームHANDSの活動(保健医療システムの開発/実践)ケニアプロジェクト > 活動報告
イベント報告
HANDSとは
設立とミッション
事業概要
活動マップ
HANDSの活動
医療システムの開発/実践
ブラジルプロジェクト
ケニアプロジェクト
インドネシアプロジェクト
スーダンプロジェクト
ホンジュラスプロジェクト
エジプトプロジェクト
人材育成
セミナー・ワークショップ
国際的な研修
アドボカシー
母子手帳を通じた国際協力
広報・出版
会員・寄付金募集
会員募集
寄付金
支援物品募集
HANDSとCSR
概要
連携メニュー
連携事例
医療機関との連携
人材募集
リンク集
お問合せ
お問合せフォーム
アクセス
サイトマップ
個人情報の取扱いについて
ブログ
トップページへ
HANDSの活動
保健医療システムの開発/実践
スーダン
母乳育児に焦点を当てた母子保健サービス向上プロジェクト
写真で見る!活動レポート
<2009年8月〜2010年3月>
プロジェクト立ち上げ、活動準備(2009年8月)
2009年8月、ケニア・ケリチョー県にてプロジェクトがスタート。HANDSがここ、ケリチョー県でプロジェクトを行うのは、1年半ぶりです。以前は、ケニアのお母さんたちが安全にお産できるよう、保健センターの機能改善や、住民を巻き込んでのキャンペーン活動などをおこないました(→SAMOKIKEプロジェクト)。新しいプロジェクトでは、お産後のお母さん方のケアを厚くすることと同時に、いま問題になっている新生児や乳幼児の栄養不良を改善することをめざしていきます(プロジェクト内容)。

活動を支える、スタッフや関係者たち。

中心になって動くのは、HANDSケニア事務所のメンバー。テクニカル・マネジャーのケメイ氏、アシスタントのサラさん、アドミニストレーション・スタッフのパメラさん、運転手のベット氏。そして日本人専門家として、プロジェクトリーダーと業務調整員の6名体制。
活動は一緒に写っているケリチョー県保健局職員にも協力してもらう。

いまは、県保健局の事務所内に仮住まいのHANDSケニアオフィス

同じ場所で働くことで、県保健局職員にも整理整頓の習慣やチーム体制などにおいて、良い影響を与えているようだ。

>>関連ブログ記事
*         *         *
活動地のケリチョー県は、首都ナイロビから約250km(車で5時間程度)、標高1500mの高地に位置する。

紅茶(地元ではブラックティーと呼ばれる)の産地として世界的にも有名で、茶摘み労働者が多い。

ちなみに、首都のナイロビは、高層ビルが立ち並ぶ、東アフリカ一の経済都市。

多くの途上国と同様に、ケニアもナイロビと地方部の格差が大きい国である。

ナイロビからのドライブは、広々とした大地が続くのどかな風景を満喫できる。特にグレートリフトバレー(大地溝帯)の景色は圧巻。

>>関連ブログ記事

*         *         *

さて、プロジェクトを始めるにあたっては、まず日本人スタッフの生活拠点となる住まいが必要。前回居住していたアパートに引き続きお世話になる。

ここは防犯対策に信頼がおける。さらに、共用の鉄格子扉、各戸にある鉄格子扉にそれぞれ丈夫な錠前をつけて、部屋の扉もダブルロック。念には念を入れて、安全管理に注意を払う。

仕事に使う、パソコンも設置。ここケリチョー県でも誰もが携帯を使っていて電波状況は問題なし。インターネットも無線サービスが利用できるので便利。

活動にかかせない車輌も購入。

アボガドが木から落下、こんな被害に会うことも・・・

*         *         *
プロジェクトのキックオフミーティングを開催

プロジェクトの関係者である、ケリチョー県保健局職員、JICA関係者、HANDSスタッフが参加して、顔合わせと活動内容の確認を行う。

>>関連ブログ記事
そして、今回のプロジェクトで対象となる保健センターへ表敬訪問

保健センターは、第一次医療施設として、地域住民に対して診療だけでなく、予防接種や健診などの予防活動も行っている。

ひとつの保健センターがカバーする地域住民は、約1〜1.5万人
。このうち、プロジェクトでは5カ所の保健センターで活動を行う。

住民たちのほとんどは、舗装されていない荒れた道を歩いて保健センターに通う

>>関連ブログ記事「保健センター訪問」
オープンスペースの廊下で、診療の順番を待つ住民たち。
保健センターに、母乳推進ポスターが貼られていた。

ケニア政府は、生後6カ月間の完全母乳育児を勧めている。HANDSはこの政策に基づき、活動を展開
していく。
2009年8月〜10月 ベースライン調査
プロジェクトを実施する前に、ケリチョーのお母さんたちは何カ月間ぐらい母乳だけで赤ちゃんを育てているのか、といった現状を把握するため、現地で事前調査を行いました。

調査は、HANDSスタッフ以外に、現地の学生ボランティアさんにも手伝ってもらう。実際の調査を始める前に、まずは調査をしたことが無い人たちをトレーニング。

調査では、保健センターに赴き、赤ちゃんを連れて訪れたお母さんにインタビューを行った。用意していた各質問項目に答えてもらう。

草地に座って、リラックスしてもらいながら話を聞いていく。

みんなに集まってもらい意見を聞く、グループディスカッションも行う

お父さんたちを対象にしたグループディスカッションも行う。母乳のこと、育児のこと、男性の役割などについて話しを聞いた。
*         *         *
2009年12月。
調査の結果を、各保健センターの職員に共有。
コミュニティの女性グループにも参加してもらい、現在の状況を説明。今後の活動計画を立てる際に、彼女たちは大きな役割を担う
その後、県保健局合同調整会議を開催。プロジェクトの概要説明やベースライン調査の結果を発表した。

現在、県保健局内は、公衆衛生省と保健医療サービス省の2つに分かれているが、ここ2、3年の間、お互いの意見交換を行う会議などはなかった。これをきっかけに、この合同会議は定例化されていくことが決まった。
このページのトップへ
2010年2月 パートナーズワークショップ開催
今回のプロジェクトの中でも中心的な活動となる、保健施設の職員とコミュニティ住民を対象にした合同研修を行いました。通常、国際協力活動で行われる研修と異なり、保健サービスの提供者と受給者を同時に集め、一緒に行うことで、双方にとって学びを得られ、連帯感も生まれます。お母さんたちが母乳育児を続けていくためには、周りでどんなサポートをしていくべきか、アイデアを出し合って具体的な行動計画を立てます。

ワークショップ当日の朝、最終チェックを行う、HANDSケニア事務所のスタッフ。この日まで、プログラムや参加者調整、会場手配など、全ての準備を進めてきた。

参加者に配る、ファイルや名札、参加証も手作り。

全体のファシリテーターを務めるのは、HANDSケニア・テクニカルマネジャーで、保健局職員でもあるケメイ氏。

参加者は、5つの対象地域から、4名のコミュニティ住民と1名の保健施設職員、県の保健医療職員や研修講師などを合わせて、約40名。

まず最初に、各地域からの参加者に、母乳育児の基礎知識に関するプレテストを受けてもらい、理解度を確認する。

その後のオープニングセレモニーでは、ケリチョー県保健局長のDr.ムタイより、ご挨拶をいただく。

HANDSからは、9月に行ったベースライン調査の結果をもとに、現在の母乳育児状況を報告
県保健局職員の栄養士からは、なぜ母乳育児が重要なのか、などについて講義をおこなう。
母乳育児を行う母親との信頼性の構築、サポートの講義では、母親との接し方についてロールプレイをしながら学ぶ。
その後、保健施設の職員、コミュニティの村長グループ、若者グループ、母親グループなどに分かれて、地域を超えて、「自分たちの立場でどんなサポートができるか」をテーマに、グループディスカッションをおこなった。
調査の結果からも、若年妊娠が多いこと、若者はあまり保健施設を利用しないことなどがわかった。同じ若者として、ユースグループも、真剣に考えアイデアを出し合う

こうして頭をつき合わせながら、他地域の人たちと一つの問題について考える場があまり無いようで、貴重な機会だと参加者からも好評だった。
*         *         *
翌日は、昨日のディスカッション結果を、各グループの代表が発表することから始まった。
HANDSテクニカル・アシスタントで、栄養士でもあり、自身も現在母乳育児中の、サラさんから、正しいポジショニングについて講義を行う。
午後からは、2回目のグループディスカッション。今度は、各地域に分かれて、どんな問題点が起こっているかも踏まえ、地域でどんな活動を行っていくべきか、活動計画を立てる。