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イベント報告

HANDS/JICAセミナー「パレスチナと母子健康手帳〜広がる生命(いのち)のパスポート〜」

2009年10月12日(月)14時より、JICA地球ひろば(東京都渋谷区)で「JICA/HANDSセミナー『パレスチナと母子健康手帳』〜広がる生命(いのち)のパスポート〜」を開催しました。本セミナーは、JICA「パレスチナの母子保健に焦点を当てたリプロダクティブヘルス向上プロジェクト」の本邦研修で来日した研修員から直接、パレスチナの現状やプロジェクトの進捗について報告・発表することを目的としています。当日は30名の一般の参加者と、パレスチナ研修員9名、JICA・HANDS関係者などを加えた約50名が集いました。 ※HANDSは本邦研修の企画・運営をJICAより受託しています。 >> 本邦研修の報告はこちら

まず、JICA国際協力専門員、パレスチナプロジェクト前チーフアドバイザーである萩原明子さんから、同プロジェクトの概要とその成果について紹介があり、次に、保健庁ナブルス保健局局長のカレドさん(医師)と保健庁南へブロン保健局局長のナズィさん(医師)からパレスチナの母子保健の現状について発表がありました。続いて、ヘルスワーク委員会(NGO)女性保健課課長のヴィクトリアさんから分離壁や検問所などのパレスチナの厳しい現状と、その状況下での母子健康手帳の利用について、写真を交えての発表がありました。

その後、研修員全員と一般の参加者との質疑応答が行われました。参加者からは、パレスチナとイスラエルの今後の関係や、自治区外に暮らすパレスチナ難民の抱える課題について、また毎年母子健康手帳を作成するための予算の確保や、確実に母子健康手帳がお母さんと子どもにいきわたるための措置に関してなど多くの質問がありました。

研修員からは、「母子健康手帳を持つことで、パレスチナ自治区はもちろん、難民となっている自治区外のパレスチナ人も、どこにいても女性が母子保健サービスを受けられるようにシステムを整備していきたい」といった話もあり、母子健康手帳の普及について非常に強い思いが伝えられました。

今回のセミナーでは、祝日にもかかわらず様々なバックグラウンドを持つ参加者の方々がセミナーに来てくださり、みなさん熱心にメモをとったり質問をしたりと、参加者、研修員の双方にとって、貴重な交流の場となったのではと思います。このセミナーが今後のパレスチナについて新たな学びや行動のきっかけになることを願います。

<セミナーの様子>


会場の様子

毎日検問待ちで大渋滞が起こると話す研修員

質疑応答では研修員全員が回答者に
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