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キッチンガーデン~日本でもケニアでも~

 異常な長雨に続く猛暑の影響で、日本では野菜や果物の値段が高騰していますね!野菜を摂るべきだと解っていても、あまり値段が高いと購入をつい躊躇ってしまいませんか?

 ケニア事務所スタッフの一人である私、兼松は、現在実家に滞在してテレワーク中なのですが、最近口に入るのは、もっぱら庭で母が育てた野菜ばかりです。ミニトマト、モロヘイヤ、ナス、シソ、ピーマン...皮が硬かったり、虫に食われていたり、スーパーの商品のような立派な出来ではありませんが、買い物に出なくても毎日とりたての野菜が食べられるというのは、非常に心強いものです。

 これは、庭に畑用のスペースをとれるような、我が地元のような田舎だからこその贅沢なのでしょうか?むしろ、都市部での野菜作りこそ、最近注目を集めています。アパートであっても、キッチンで水栽培できる植物を育てたり、小さなプランターをベランダに置いたりといった方法で小規模なマイ・ガーデンを持つことは可能です。都市型農園というコンセプトの下に都会の住民たちが自宅や公共の空閑地に小規模な菜園を造ることで、食の安全、自給自足率の向上と同時に、都市の緑化も目指せるのです。

 各家庭の台所で手軽に使える小規模菜園の便利さは、都市部にとどまらず、農業地域であるHANDSケニア事務所の所在地、ケリチョー郡でも変わらないようです。以下、ケニア事務所のデボラが書いた、キッチンガーデンについての記事を翻訳してみました。

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 あなたの家にも、小さなキッチンガーデンを作ってみませんか?

 新鮮な果物や野菜など、栄養バランスの良い食事をとることはとても重要です。とくに、今のこの状況下においては。

 果物や野菜から摂ることのできるビタミンCが、私たちの免疫力を高めてくれることは、皆さんもご存知かと思います。

 HANDSは、幼稚園の子どもたちの栄養改善に取り組み、コミュニティの人々に対しては、キッチンガーデン等を利用して充分な量の果物・野菜を食べることを推奨してきました。

 あなたの家にキッチンガーデンがあったら、それが小規模なものであっても、どれだけ便利か想像してみてください。採ったばかりの新鮮な果物・野菜をすぐに使えるのです。COVID-19の感染拡大によって、今よりももっと買い物に行くのが困難になったら、食品を手に入れるのも難しくなるかもしれない、と心配したことはないですか?あなた自身のキッチンガーデンがあれば、たとえそれが袋を利用したマルチストーリー式の小さな寄せ植えでも、壁にぶら下げた小さな植木鉢タイプのものであっても、あなたの助けになってくれるはずです。買い物に行けない状況でも新鮮な食品を手に入れられるのですから。FB8_1.png

 HANDSケニア事務所にも実は、警備員さんが世話をしている小さな菜園があるのです。テレワークが始まり、私たちケニア事務所のスタッフも、あまり頻繁に事務所に行かないようになりましたが、事務所で食事をする時は、採りたての様々な野菜を味わうのが一つの楽しみになっています。私たちのささやかな食事が、たちまち収穫祭になるのです。


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 テレワーク開始以前はスタッフの多くが町の食堂に出かけて昼食をとっていましたが、感染防止の観点から外食の自粛が推奨されるようになり、弁当を持参して事務所内で食べるスタッフが増えました。彼女が笑顔でランチをとっている写真をご覧ください。外食ができない不自由さをただ嘆くのではなく、事務所で食べるランチだからこその楽しみを見出せるのは素敵なことですね。

 文中に登FB8_4.jpg場する"マルチストーリー式の寄せ植え"については、左の写真をご覧ください。土嚢等に使われる強度のある袋を植木鉢代わりにしてタマネギ、ケールなど様々な種類の野菜を植え、側面からも葉野菜が収穫できるようにしたものです。

 写真に写っているのはカプタラムワ幼稚園のマルチストーリー式寄せ植えで、上部にはタマネギ、側面にはケールが植えられています。ケールは日本では青汁の原料として有名な、カルシウム、ビタミン等の栄養が豊富な葉野菜で、ケニアでは炒め物にしてよく食べられます。

 HANDSケニア事務所が、この栽培アイデア・技術をコミュニティに伝えたことにより、あちらこちらの幼稚園でこのようなキッチンガーデンが生まれています。給食の栄養改善に役立ててもらうためです。HANDSのサポートによって各地に伝えられたアイデアを基に作られた小さな畑たちが、多くの台所で人々の食生活を支え続けることを願ってやみません。

FB8_3.jpg(上)チェビレッチ幼稚園にて、ケールの立派に育ったマルチストーリー式寄せ植えの周りで誇らしげなコミュニティの人々。

FB8_2.jpg(上)立体的な寄せ植えのおかげで、小さな子供と大人が、同時に収穫を楽しめます。

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