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活動ニュースケニア

HANDSケニアとモバイル事情

 アフリカ等の開発途上国でもモバイル機器の普及率が非常に上がっていることは、広く知られるようになってきましたが、それでも、日本ではほとんどスマートフォンを使わない私が、アフリカにいる間はよくモバイル機器を使うと言うと、友人に面白がられることがあります。

 現在、サブサハラ・アフリカでも成人の大部分が携帯電話・スマートフォン等のモバイル機器を所有していると見積もられており、ケニアでは、複数台を持つ人も珍しくないことから、国民の数よりも使用されているモバイル機器の数の方が多いと言われています。私も、ケニアに赴任する前からそのような情報は耳にしていたのですが、赴任してみて、改めて「これはモバイル機器が必需品だな」と実感させられました。

 まず、電気代の支払いにMPESAと呼ばれる、モバイルマネーを使わなければならなかったことが最初の驚きでした。また、日本でよく使われているLINEによく似たコミュニケーションアプリであるワッツアップが、HANDSスタッフ間の情報共有によく使われています。常時モバイル機器を確認する習慣の無い私にとっては、初めの頃はチェックするのが大変でしたが、帰国し、テレワーク体制になって以降は、現地の様子を窺い知るための便利なツールとして活用しています。

IMG-20200730-WA0044.jpg TOYOTAの助成金による植林事業や、外務省連携無償資金協力による幼稚園での雨水貯水タンク等の建設が進行している地域で、HANDSの職員や現地の保健スタッフがワッツアップのグループを作り、予定の調整やその日の成果の振り返りを行ったりしているのを見ると、情報共有テクノロジーの恩恵を感じます。外出中の職員であっても情報にアクセスでき、また、スマートフォンで手軽に撮影された写真を広く共有できることも魅力です。フィールドでいろいろな人の撮った、並ぶ苗や参加者たちの真剣な顔、子どもたちの笑顔を見ると、プロジェクトを身近に感じることができます。記事末尾で、最近共有された写真の中から、数枚をご紹介しますので、ご覧ください。

Screenshot_20200529-150417.jpg また、在宅ワークやフィールドワークの職員が多い時期は、毎日の朝礼がオンラインで開かれました。フィールドでスマートフォンを使ってミーティングに参加している職員の背後に広々とした農地や木々が見えたり、もしくは、自宅から接続している職員のカメラの前に小さな子が可愛い顔を出して一同の笑いを誘ったり、遠隔で繋がることの面白さと、遠く離れていても情報を共有できる便利さを、改めて感じました。

 SDGsでもインターネットアクセスの向上がターゲットの一つに上げられ、テクノロジーを活用した経済成長が謳われているように、金融や情報入手の面で、モバイル機器は今後ケニアの発展のためにますます役立っていくことと思います。しかし、円滑で温かいコミュニケーションを根本的に可能にしているのは、スマートフォンではなく人と人との絆だと感じます。今後も、テクノロジーを利用しつつ、職員たち相互の信頼関係、協力体制を活かして、実り多い活動をしていけたらと思います。

Embit ECDE20201020.jpg(上)N連の、幼児の栄養改善事業のため、エンビット幼稚園でモデル菜園の造園を始めた保健ボランティアや保護者・住民たち

IMG-20200630-WA0030.jpg(上)農業局スタッフから、野菜のナーサリーの作り方、種の撒き方を学ぶニャベリ小学校の環境クラブの生徒たち

IMG-20200731-WA0001.jpg(上)ツリートマトの苗木とニャベリ小学校の環境クラブの生徒。背後のパパイヤはHANDSの栄養事業を通じて学校のキッチンガーデンで育てたもの

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