3月3日のひな祭り、女の子の健やかな成長と幸せを願うこの日に、
栃木県の小学6年生の授業で、ケニア農村地域の子どもたちの生活を
紹介する機会をHANDSの会員のお母さんからいただきました。
お伺いした学校は、栃木県にある祇園小学校。
玄関を入ったら素敵なウェルカムボード(本日はありがとうございます。会議室へお越しください、と記載)と親切な先生方に温かく迎えていただきました。
すれ違う生徒さんは、小さな子も含めて「こんにちは」と元気に挨拶してくれる、
礼儀正しいみなさんです。
小学6年生ということで、世界の課題(SDGs)やHANDSが行う開発の活動のことを、
どんなトーンでお話すれば良いのか迷いましたが、行ったことのないであろう
ケニアの農村の人たちの生活がどうなのか見てもらい、
どんな点が自分と同じだと思われたか、どんな点は自分と違うと思ったか、
それによってどう感じたかを自分自身で認識してもらえ、このあと大人になっていく時に、
記憶の片隅にでも残ってもらえたら良いと思いながら、話をしました。
45分の授業時間はあっという間で、ほとんど紹介のみで終わってしまい
HANDSがなぜ活動しているのかを理解してもらえたか少し不安もあります。
ケニア農村で私が感じた素敵なところを紹介する時間も不足してしまいました。
しかし最後に駆け足で、「病院がいない、医師がいない、田舎に住んでる、
そのようなことで、いま地球の裏側でこの瞬間を生きている子どもたちが、
日本では私たちが死ぬことは無い下痢やひどい風邪で命を落とすのだとしたら
不平等だと思ってる」と言ったとき、子どもたちがうなづいてくれている姿を見て、
とても力づけられました。
「そしてその状況は、情報や知識を伝えるという小さなことでも変えられる。
だから私たちは現地の保健ボランティアさんと一緒に活動をしているんです」
というメッセージもきっと伝わったと信じてます。
質問もたくさんもらいました。
・月収はいくらか?
・普段どんな仕事でお金を得ているのか?
・主食のウガリはどんな味か?(トウモロコシの粉でできてることを当てていました)
・ケニアの政治の仕組みはどうなっているのか?
・万引きなど、ものが盗まれることはないのか?
などなど
これから世界とより深くつながっていくだろう未来の担い手として、
とても頼もしく感じ、嬉しく思った1日でした。
貴重な機会をいただき、感謝します。