「アフリカ」と「医療」をテーマに、NPO法人ロシナンテスの川原尚行先生と、 HANDS代表の中村安秀によるトークセミナーを開催します。
川原先生は長年スーダンで活動を続けてきたご経験から、中村はケニアやスーダンでの HANDSの活動経験から、アフリカでの医療について掘り下げます。
今回は大阪・梅田での開催とあり、地元の勉強会グループ「ぼちぼちの会」と、
大阪大学の学生さんが運営をお手伝いしてくださっています。
また本イベントは、「Panasonic NPOサポート ファンド for アフリカ2016」の助成で実施します。
2016年11月23日―25日に、「第10回母子手帳国際会議」(International Conference on MCH Handbook)を 国連大学ウ・タント国際会議場(11月23日)およびJICA市ヶ谷(24日・25日)で開催しました。
主催は国際母子手帳委員会(委員長:中村安秀)と大阪大学大学院人間科学研究科、
共催として、独立行政法人国際協力機構(JICA)、ユニセフ東京事務所、国連人口基金(UNFPA)東京事務所、
そして認定NPO法人HANDS。
多くの学術機関団体・民間企業・個人から、後援・協賛・寄付をいただきました。心から感謝いたします。
世界38の国と地域から約400名が参加する大きな会議となり、母子手帳を通じた母子の健康改善をめざす 世界的なネットワークの構築に大きく貢献することができたと言えます。
2016年11月23日~25日、第10回母子手帳国際会議を開催します。
HANDSは共催団体として、本会議の運営を担当します。
準備で多忙を極めている間に、あっという間に定員に達してしまい、
参加申込の受付を終了いたしました。
いつもHANDSを支えていただき、誠にありがとうございます。
このたび長年にわたり住み慣れた文京区を離れ、
7月1日から渋谷区の事務所で活動をすることにいたしました。
今後も、「保健医療の仕組みづくりと人づくりを通じて、
世界の人びとが自らの健康を守ることができる社会の実現をめざす」という
HANDSのミッションとともに、相手国の人びととともに活動を積み重ねていく所存です。
また、長年にわたり重責を担ってきた横田雅史事務局長が退任し
理事に専心することになったことに伴い、
代表理事の中村安秀が事務局長を兼任することになります。
現行プロジェクトのパプア・ニューギニア事業、ケニア事業、母子手帳に関連する活動など、
HANDSとともに活動することを期待してくれる人びとが世界中にいることがありがたいです。
これからも、HANDSへの応援を何とぞよろしくお願いします。
認定NPO法人HANDS 代表理事
中村安秀
(新住所)
〒151-0063
東京都渋谷区富ヶ谷2-41-12 富ヶ谷小川ビル2階
http://www.hands.or.jp/about/access/
TEL: 080-7999-4986(NTT回線が新設されるまで)
パプアニューギニア事業のプロジェクト・マネジャー、寺田美和の
インタビュー記事を【医師のための転職・開業支援サイトDtoD】に掲載いただきました。
『HANDS ― 黒子に徹して保健の仕組みづくりを進め、いのちの格差をなくす活動 ― 』
~前編~ https://www.dtod.ne.jp/journal/article35.php
~後編~ https://www.dtod.ne.jp/journal/article36.php
ぜひご覧ください!
ケニアの伝統的な台所は、three stonesと言われる、鍋の支えとなる3つの石の真中で薪に火をつけるもの。室外でも簡単にできますが、室内でこれを行うと、煙がもうもうと立ち込め、慣れない人はたちまち目から涙がボロボロ、10秒と中にいられません。
ケニアの主食ウガリを作るかまど。火が立ち上がり、煙が充満する台所
今年2016年は、日本や中国では丙申(ひのえさる)の年。Fire monkeyの年です。
新年早々、今年の抱負が話題になったケニアでは、Fire monkeyと言うと、皆さんに大いに笑われてしまいました。ケニアでは、おサルさんは身近な存在ですが、年のシンボルにはならないようです。
スタッフアパートのベランダに時折訪れるお猿さんたち
ケニア国内担当の平野です。
先日「GGG+フォーラム2016:G7サミットとグローバル・ヘルスの課題」に出席をしましたので、ご報告です。
今年5月にG7伊勢志摩サミットの開催されますが、安倍総理が保健分野をサミットのアジェンダとして取り組むことを表明したことを踏まえて今回フォーラムが開催されました。国際保健に関わる幅広いステークホルダーが参加し、G7へ向けて活発に意見交換がなされました。
「GGG+」とは、Global Fund(グローバルファンド:世界エイズ・結核マラリア対策基金)、Gaviアライアンス、GHIT(グローバルヘルス技術振興基金)をはじめ、WHOや政府関係者が集まる会合を意味するようです。
【写真:イベント配布物】
東京女学館中学校から中学3年生5名が社会科の学習の一環としてHANDSを訪れてくれました。
今回は「国際社会と人類の課題」という単元の学習で、昨年10月に行なわれた国際協力フェスティバルに事前学習として学生さんたちが参加。
各NGOのブースを訪問して話を聞き、最終的にHANDSを訪問することに決定したということです。
このようなかたちでHANDSに興味を持っていただくこともあるのですね。
とてもうれしいです。
今年の日本国際保健医療学会は金沢大学で開催されました。
HANDSは国際保健に関連する本学会で毎回のように調査や活動について発表しています。
そして今回はシンポジウム「ケニアUHCに向けた道のりと日本の協力」でも、発表させて頂きました。
ケニアは現在、すべての人が基礎的保健医療サービスを支払可能な費用で受けられるという、「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」の達成をめざしており、日本の支援重点国にもなっています。
このシンポジウムは、日本の「UHC」に向けた協力の事例を挙げ、ケニア政府の現状と課題を考察しつつ、日本の支援方向性を確認することを目的に開催されました。
当日は多くの国際保健関係者の参加があり、活発なディスカッションもなされました。
ケニア事業について発表する、国内担当の平野志穂